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【京都五条】導入事例から学ぶ! いろいろなCMSの特徴 〜苦労話も聞かせてください〜(CMS SUNDAY vol.7)

2016-02-13(土)13:30 - 19:00 JST

MTRL KYOTO

京都府京都市下京区本塩竈町554

詳細

お知らせ(2016/02/12 23:30)

SIRASAGIのセッションがキャンセルとなったため、セッション5を繰り上げて、4つのセッションのあとに、登壇者全員によるサイコロトークを行いたいと思います。
急な変更で申し訳ございませんが、どうぞ、よろしくお願いします。

お知らせ(2016/02/12 18:00)

前日に残念なお知らせですが、SIRASAGIのセッション(セッション4)は、キャンセルとなります。株式会社ウェブチップス 野原 直一 様がインフルエンザに罹患されたためです。あしからずご了承ください。

概要

京都 五条のMTRL KYOTOに、concrete5、Drupal、Movable Type、SIRASAGI、TYPO3のエバンジェリストといえる方々が集まります。新しいCMS(コンテンツ管理システム)について学んでみたい方は、ぜひご参加ください。

いろいろなCMSについて語り合いませんか?

セッション内容

concrete5 CMS「運用」ケーススタディ (セッション1)

concrete5 コンクリートファイブジャパン株式会社 菱川 拓郎 様
4つの業種の4つの事例から、concrete5で可能になる運用の改善について考えてみます。

TYPO3 多言語サイト構築事例から学ぶ (セッション2)

TYPO3 株式会社ヒューマンオーク 奥村 英史 様
多言語対応のサイト構築する際に、注意する点など TIPS を紹介。

Drupalの考え方 (セッション3)

Drupal ANNAI Inc 紀野 惠 様
CMSに収まらない多ジャンルに及ぶ構築事例から見たDrupalの特徴と今後のロードマップについて

プロの技、見せます。 (セッション4)

Movable Type アルファサード株式会社 野田 純生 様
CMSの選択より、そのCMSを意のままに扱える制作者を選択することの方がプロジェクトの成功にとっては大切です。逆に言えば制作者としては、そのCMSが自分の思いのままに扱えるモノであることが大切。プロはどこまで作り込むのか? ある有名サイトのCMS化を例にして紹介します。

セッション登壇者

CMS(アルファベット順) 登壇者
concrete5 コンクリートファイブジャパン株式会社 菱川 拓郎 様
Drupal ANNAI Inc 紀野 惠 様
Movable Type アルファサード株式会社 野田 純生 様
SHIRASAGI 株式会社ウェブチップス 野原 直一 様
TYPO3 株式会社ヒューマンオーク 奥村 英史 様

日時

2016年2月13日(土曜日) 13:30〜19:00(開場13:30、開始14:00)
CMS SUNDAYでも、土曜日開催です!

会場

MTRL KYOTO

電車でのアクセス

JR京都駅から徒歩15分
京都市営地下鉄烏丸線五条駅から徒歩7分
阪急電鉄京都線河原町駅から徒歩10分
京阪電鉄清水五条駅から徒歩2分

バスでのアクセス

京都駅から4・17・205号系統 五条河原町下車徒歩3分

※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。

対象

  • これからCMSをはじめる方
  • いろいろなCMSのことを知りたい方
  • WEBディレクター
  • CMS開発者

タイムスケジュール

時間 内容
13:30−14:00 受付
14:00−14:10 開場あいさつ
14:10−14:40 セッション1 concrete5 CMS「運用」ケーススタディ
14:40−14:50 休憩
14:50−15:20 セッション2 TYPO3 多言語サイト構築事例から学ぶ
15:20−15:30 休憩
15:30−16:00 セッション3 Drupalの考え方
16:00−16:20 休憩
16:20−16:50 セッション4 Movable Type プロの技、見せます。
16:50−17:00 休憩
17:00−17:30 セッション5 登壇者全員によるサイコロトーク
17:30−17:40 アンケート
17:40−17:50 記念撮影
17:50−18:00 懇親会準備
18:00−18:55 懇親会
18:55−19:00 閉会あいさつ

登壇者プロフィール(CMS アルファベット順)

concrete5 菱川 拓郎 様

コンクリートファイブジャパン株式会社 代表取締役

大阪・神戸のWeb制作会社にてマークアップエンジニア、企画・開発ディレクターとして3年間勤務。2010年よりフリーランスとしてノットニル・クリエイティブを立ちあげ独立。企業のWeb戦略を改善するディレクション業務、オープンソースCMSの導入支援・開発業務を主に手がける。2012年よりコンクリートファイブジャパン株式会社を設立、代表取締役就任。オープンソースCMSのconcrete5を中心にしたビジネス環境の構築に取り組む。近著に『concrete5 公式活用ガイドブック』(マイナビ)。

  • concrete5コアコントリビューター
  • concrete5日本語プロジェクトメンバー
  • concrete5関西ユーザーグループ コミュニティリーダー

Drupal 紀野 惠 様

ANNAI LLC CTO
株式会社ジオどす 代表

兵庫県出身 京都在住 さまざまなCMSをユーザー、開発者として利用していく中でDrupalと出会い、そのアーキテクチャの柔軟性、コミュニティの熱さに惚れこむ。 以来、Drupalコミュニティのメンバーとして毎月定期的に勉強会を主催、、DrupalCampを開催するなど活動中。 2009年からはDrupal専門のWebシステム開発会社として、主に大学・自治体・大手企業などのWebサイトを手がける。 また各種オープンソースコミュニティの支援やイベントの運営メンバーを継続して行なっており、そこで培ったノウハウを活かして、様々な企業のアイデアソンやハッカソン、プログラムコンテストの運営・企画なども行う。

Movable Type 野田 純生 様

アルファサード株式会社 代表取締役

大阪府出身。Movable Typeエバンジェリスト。ウェブサイト制作、Movable Typeベースの商用CMS製品(PowerCMS)の開発をおこなうほか、Movable Typeプラグインを多数公開。著書に「Movable Typeによる実用サイト構築術」(技術評論社 - 共著)、「Movable Type プロフェッショナル・スタイル」(毎日コミュニケーションズ - 共著)等がある。

SHIRASAGI 野原 直一 様

株式会社ウェブチップス 代表取締役

徳島県内SIerで2年間営業職として勤務後、設立したばかりの株式会社アイ・ディ・エスに参加。
300以上のウェブシステムの提案・開発を得て、2010年3月に徳島県庁と共同開発したOSS(オープンソースソフトウェア)「Joruri」を公開。
「Joruri」シリーズが国産プログラミング言語「Ruby」で開発されていることから、県内IT分野の活性化を目指し「OSS」「Ruby」の普及に尽力。
2013年9月「Joruri」のコアメンバーと共に、株式会社ウェブチップスを設立し、代表取締役社長CEOに就任。

  • (一社)徳島県情報産業協会理事
  • とくしまOSS普及協議会発起人
  • 地域Rubyコミュニティ「Tokushima.rb」発起人
  • Code for Tokushima発起人
  • OSC徳島 実行委員長

TYPO3 奥村 英史 様

株式会社ヒューマンオーク 代表取締役
ヒューマンインターフェースエンジニア

多言語 CMS TYPO3 の導入コンサルタントおよび、サイト構築、運営サポートを行っている。
2007年10月に、日本における TYPO3 ユーザコミュニティを運営開始
東京・京都・仙台などで不定期勉強会を開催。最近の主なコミュニティ活動は、
T3SKI14 2014年2月15日~16日 安比高原スキー場
TYPO3 ハンズオン 2015年11月12日 TYPO3 の HTML テンプレート
T3SKI16 2016年2月13日~14日 リステルスキーファンタジアスキー場

  • TYPO3 UsersGroup JAPAN 関西幹事
  • 長岡京コワーキングスペース 管理人

複数のCMSを知る必要

「どのCMSがいいの?」と、よく聞かれます。
では「どの車がいいの?」と質問されたとき どう答えますか?
友人が気軽に質問してきたなら、自分の乗っている車を勧めると思います。

では、ビジネスオーナーがディーラーに「どの車がいいの?」質問したなら?
予算、用途など詳しく確認して最適な1台を提案するのではないでしょうか。

ひとつのCMSについて詳しいことはもちろんですが、
いろいろなCMSを知ってるだけでも、人に喜ばれることがあります。

いろいろなCMSがあることを知ってもらえると嬉しいです。

複数のCMSを使い分けることについて

過去に、いくつのCMSを案件で使ったことがあるかとCMSの導入に関わる方々に質問したことがあります。
ひとつは、もちろん全員手が挙がりました。
ふたつで、一気に数が減りました。
みっつで、ほぼ手は挙がらなくなりました。

もちろん、その場にいた方は検証のために様々なCMSを触っていました。ただ、案件で使ったことがなかっただけです。案件となれば、実績のある使い慣れたCMSで対応するのは当然です。

しかし、2000年頃は名刺代わりに会社案内があればよかったWebサイトも、今では価値を生み出すものとして認知されており、他との差別化はもちろん、コンテンツも多様化しています。

Webサイトの目的も価値も多様化している中で、ひとつのCMSで対応していくことは難しくなると思います。

いい例えかは分かりませんが、「世界はシステムで動く ―― いま起きていることの本質をつかむ考え方」という本の訳者まえがきにこんな話があります。


かつて奄美大島ではハブに噛まれる人がいて、「問題だ」となりました。人々は「ハブをやっつけるには......そうだ、マングースだ!」と考え、マングースを連れてきて島に放しました。ところが、マングースは、ハブと命がけで戦う代わりに、ほかのもっと弱い動物を餌にしました。そうして、ハブは減らず、マングースは増え、天然記念物のアマミノクロウサギが絶滅の危機に瀕することになってしまったのです。

この実話は、自然や社会のシステムはこのようにさまざまなものが複雑につながり合っているのに、その一部だけを取り出して考えると、期待した効果が生まれないばかりか、新たな問題を生み出すこともある、という一例です。そうならないよう、あらゆるものを「システム」として考え、分析するのが「システム思考」です。


Webサイトの更新のために制作会社に都度依頼をしないといけないのでは時間もコストもかかる。だからCMSを導入して迅速に情報発信できるようにしたい。そう言われて、使い慣れているCMSを導入したところ、制作会社への依頼は不要になったものの更新手順が複雑すぎて、更新がほとんどできないと言われた。そんな話も耳にします。

このように、「Webサイトの更新をしたい」という課題だけを解決しようとしてしまうと、短絡的に使い慣れたCMSを導入すれば解決できると、私自信も考えがちですが、そうするとWebサイトの目的に合っていなかったり、CMSを使う人のリテラシーに適さなかったり、新たな課題を生み出すことになります。
そうならないためには「システム思考」も必要ですが、どのCMSが適しているのかを選定できることも必要になります。

なぜ、数多くの種類のCMSが存在するのか。それは、Webサイトの目的や価値が多様化しているのに合わせて、CMSも多様化しているからです。数多くあるCMSから適したものを選定するには、当然いろいろなCMSについても知っておくことが求められると考えます。

もちろん、ひとつのCMSで何でもできるくらい熟知するまで経験を積めば、複数のCMSを使い分ける必要はないかもしれません。しかし、複数のCMSを使い分けることができることも同じだけの価値があると思います。

そんな思いから、今回いろいろなCMSを実際に案件で使っている方にお話いただきますが、CMSに関わっている方には、ぜひ聞いていただきたいと思います。

コミュニティについて

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CMS(コンテンツ・マネージメント・システム)を横断して、開発者のノウハウを共有するためのミートアップ(イベント&ハッカソン)です。

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